元K-1ヘビー級王者で、東洋太平洋ヘビー級8位の藤本京太郎(25=角海老宝石)が、日本ボクシング史上初めて同級世界ランカーと対戦濃厚であることが28日、分かった。

 日本のヘビー級は慢性的な選手不足により、57年に片岡昇が初代日本王者となって以降、王座はコミッショナー預かりでランキングも設けられていない。70年代以降はコング斉藤、西島洋介山、高橋良輔、竹原真敬らが台頭も国内では試合数が少なく、国内ライセンスを返上して海外移籍したケースも。日本ジム所属選手ではオケロ・ピーター(ウガンダ)が東洋太平洋王座を獲得し、06年12月にWBA世界王者オレグ・マスカエフに挑戦したが、判定で敗れた。日本プロボクシング協会ではヘビー級活性化のため、同級新人トーナメントの今夏開催を検討している。