<プロボクシング:WBA世界スーパーフライ級王座統一戦12回戦>◇6日◇東京・大田区総合体育館
正規王者河野公平(32=ワタナベ)が、初防衛と王座統一に失敗した。暫定王者リボリオ・ソリス(31)から2回に右フックでダウンを奪った。接近戦での打ち合いでリードも、8回には左フックをもらってダウン。さらに10回にはローブローで減点1を喫し、ジャッジ1人は引き分けの0-2で判定負けした。本人は進退を明言しなかったが、陣営はWBAへ再戦要求提出など現役続行を支援する意向を示した。
「勝者、青コーナー」のアナウンスに河野は目を落とした。ダウンは1回ずつも0-2判定負け。「勝ったと思った。ジャッジは向こうびいき」。初防衛と王座統一失敗に、せめてものグチだった。
序盤は手が出なかったが、2回に「ずっと練習してきた」右フックでダウンを奪った。ここから接近戦で打ち合ったが、逆に8回には左フックでダウン。「パンチがあった。あれが大きかった」と悔やむ。7回まで2-1の採点が、8回で0-3と逆転した。さらに10回に痛恨の減点1を喫した。バテ気味のソリスがクリンチで逃げにきた。そこへのボディーブローが、ローブローの反則をとられた。
3度目の世界挑戦で、自ら「奇跡」と言う王座についた。亀田大の挑戦を受けるプランもあったが、統一戦で王座陥落。「すごい悔しい。今は何も考えず、何もしたくない」。本人は進退を明言しなかったが、陣営は現役続行支援の構えだ。
「ショック」。肩を落とした渡辺会長だったが「WBAへホールドと減点の抗議と再戦を要求する。本人次第もチャンスは作る」と声高に言った。たたき上げ王者は4度目を目指すことになりそうだ。【河合香】

