<プロボクシング:IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦>◇23日◇大阪城ホール

 元世界2階級王者の長谷川穂積(33=真正)が、王者キコ・マルティネス(28=スペイン)に7回1分20秒、TKO負け。3年ぶりの世界戦は7回に2度のダウンを喫して、レフェリーが試合を止めた。

 97年に同じ大阪城ホールで世界王者に返り咲いた経験がある、元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎が、長谷川を気遣った。「お疲れさまとしかいいようがない。足を使えばという意見もあるが、打ち合ったのも長谷川君のプライドかもしれない」。防衛の山中には「本人は納得していないと思うが、ぜいたく言うなと。ボクシング=世界王者=山中とならないといけない。バンタム級で6度防衛はすごいこと」と話した。