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亀田兄弟が協栄ジムと離別、法廷闘争も

07年9月、会見する亀田興毅(右)と金平会長
07年9月、会見する亀田興毅(右)と金平会長

 亀田兄弟と協栄ジムの対立が、法廷闘争に発展する可能性が出てきた。WBA世界フライ級1位の長男興毅(21)と次男大毅(19)が同ジムを離れることが25日、分かった。今年2月に解雇騒動が起きるなど、両者対立は深まっていた。亀田サイドは金銭を含めた待遇面に不満を持ち、協栄サイドは昨年10月の反則騒動などトラブルの多い亀田兄弟に被害を受けたと主張する構えだ。互いに「離別」の意思は固いが、条件交渉は平行線で、亀田兄弟の今後は不透明のまま。最悪の場合、決着は法廷に持ち込まれる。

 亀田兄弟と協栄ジムの対立は修復不可能となった。両者は今年に入って対立が深まり、最近は弁護士を通して交渉を続けていた。互いに「離別」の意思は強いが、金銭面を含めた条件は合意できていない。泥沼の法廷闘争も現実味を帯びてきた。

 離婚に例えれば、協栄ジム側が慰謝料を、亀田側が財産分与を求めている構図だ。同ジムは、3年前に移籍加入した亀田兄弟を特別待遇で迎えた。都内に専用の道場を設け、トレーナーも派遣した。だが、亀田家の注目度が上がるにつれ、ジムとしてコントロール不能になっていった。昨年10月に起きた大毅の反則騒動後には一時「和解」したが、その後に興毅が同ジムを訪れたのは数回だけ。今年3月の復帰戦後は1度も同ジムで練習していないという。協栄側はトラブルの多かった亀田側に「損害賠償」を求めることも辞さない方針だ。

 亀田側は、金銭など待遇面で同ジムに不満を抱いていた。金平会長とのコミュニケーションもなくなり、2月にはマスコミを通して一方的に解雇を示唆され、不信感は頂点に達した。ジムを離れるにあたって、過去のファイトマネーを含む「契約上の取り分」を主張していく考えだ。

 この日、協栄ジムは「関係各所との協議進行中で、最終結論に達し次第、正式に発表します」とのコメントを出すにとどまった。亀田サイドの関係者は「金平会長と話し合いを持ちたいが、応じてくれない状況」と協栄ジムに疑問を投げかけた。話し合いでの解決は難しいとみられる。

 年内の2階級制覇が目標の興毅は、WBC世界フライ級王者の内藤大助(宮田)とのビッグマッチも視野に入れる。1年間ライセンス停止中の大毅も、10月以降に再起戦が控える。亀田側としては早期解決を図りたい事情がある。このまま平行線の状態が続けば、争いは法廷に持ち込まれるしかなさそうだ。

 [2008年4月26日8時24分 紙面から]


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