亀田3兄弟の次男でWBA世界スーパーフライ級11位の亀田大毅(20=亀田)が12日、東京・後楽園ホールで13日に行われる同ミニマム級13位でフィリピン出身のブンブン東栄(23=一力)戦に向けた前日計量に臨んだ。対戦予定だった小松則幸選手(享年29)が先月13日に急死し、相手が変更になった。報道陣から「小松さんの分まで?」と聞かれると「そうやな」と、小松選手の思いを背負って戦う覚悟を示した。

 小松選手が先月13日に急死してから初めて公の場に登場した大毅はリミットの52キロちょうどで計量をクリア。小松選手の話題になると「いつもとは違う。こんな経験したことがないし」と表情を引き締めた。訃報(ふほう)に接し「びっくりしたのもあったし、ボクシングは怖いと思った」と言い、1週間は練習に身が入らなかった。そんなとき、父史郎さんに「小松のために頑張れ」と励まされ、気持ちを切り替えたという。

 試合前には小松選手の追悼セレモニーも予定されているだけに大毅は「いい内容で勝てればいいな」。再起4戦目のノンタイトル戦に並々ならぬ決意で臨む。【浜本卓也】