<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇25日◇東京ビッグサイト

 WBA世界フライ級王者亀田大毅(21=亀田)が初防衛に成功した。挑戦者の元同級王者坂田健史(30=協栄)の攻撃を作戦通りにさばき、判定3-0で完勝した。

 1人のジャッジが8ポイント差をつけるなど、判定は予想以上に開いた印象だったが、協栄ジムの金平会長は異議を唱えることはなかった。「8ポイント差ないが、1つ1つの回が非常に接近していて、しっかり取ったラウンドも少なかった。こちらは挑戦者ですから」。かつて所属し、その後は金銭問題もあった亀田家。因縁の一戦に敗れたが「大毅はうまく戦った」と勝者に敬意を示した。坂田の今後については「ボクサーの進退は自身で決めるもの。まずはゆっくりと休ませたい」と話した。