沢屋敷6戦目で初屈辱のKO負け/K1※画像クリックで拡大表示<K-1

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 GP決勝>◇8日◇横浜アリーナ◇観衆1万7667人

 日本人期待の沢屋敷純一(23)はアーツのパワーに圧倒され、1回1分29秒でKO負けを喫した。

 沢屋敷がアーツのキャリアとパワーの前に無残にも刈り倒された。1回24秒、ロープ際でアーツの体が大きく左に傾く。沢屋敷は予期してガードを固めるが、容赦ない右ハイキックを浴び、ガードしたまま体が吹っ飛んだ。

 懸命にテンカウント直前で立ち上がるが、立て直すチャンスを百戦錬磨のアーツは許さない。クリンチを分けられるのと同時に無慈悲な右のローキックを浴び、動きも奪われていく。1分29秒、狙い澄ました右ストレートを顔面に受け、07年は終わった。

 試合後、目を真っ赤にして律義に敗戦会見に現れた。「早い回でダウンしたのが良くなかった。ハイキックは…、ガードしたんですけど、予想以上にききました」。泣いた後の声のように言葉が震え、時折はなをすすった。負けたショックは大きい。「作戦もあったが、右ハイをもらって立て直す暇もなかった」。

 ちょうど1年前の今大会のオープニングファイトでK-1デビューしてから1年。レバンナを倒し、日本人ヘビー級希望の星になったが、6戦目にして初の黒星を派手なKO負けで味わった。これから、沢屋敷の修行が始まる。[2007年12月9日8時40分

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