大相撲の豪華メンバーが3日、大阪・交野市の春日野部屋に集結した。

 白鵬(29=宮城野)、稀勢の里(28)高安(25)の田子ノ浦勢、小結妙義龍(28)、平幕の佐田の海(27)豊響(30)佐田の富士(30)の境川勢が出稽古に訪れ、春日野勢の栃煌山(27)栃ノ心(27)碧山(28)とともに申し合い稽古で汗を流した。前日は境川部屋に9人の関取衆が集ったが、この日の春日野部屋には10人がそろった。白鵬は佐田の海、妙義龍、高安、豊響を相手に16戦全勝と、危なげない内容ばかりで順調な仕上がりを披露。稽古後は、報道陣の問いかけに応じず無言で引き揚げた。春場所(8日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)で白鵬との初対決が確実な佐田の海は5戦5敗で「力を出させてくれない。(立ち合いが)低かった」と脱帽していた。