日本相撲協会は25日、大阪・ボディメーカーコロシアムで夏場所(5月10日初日、両国国技館)の番付編成会議を行い、錦木(24=伊勢ノ海)と、13年のアマ横綱で14年春場所で幕下15枚目格付け出しデビューした川端改め大翔丸(23=追手風)の2人の新十両昇進を決めた。

 錦木は西幕下2枚目で迎えた春場所で5勝2敗の成績を収め、十両昇進を確実にしていたが、決まるまで不安だったという。「確定と言われていたけど、本当に上がるか分からなかった。ドキドキしてました。今日、みんなから教えてもらって、やっぱりうれしかった」と笑みをこぼした。岩手・盛岡市出身で、東日本大震災の被災者への思いも強い。「実家はあまり被害はなかったんですけど、沿岸部は大変だと思っていたので、被災地復興のためにも元気が出るような相撲を取っていきたい」と話した。志も高く「目標は横綱。そこまで上がれたらいいと思います」と語った。