大相撲春巡業初日の29日、三重・伊勢市で第60回神宮奉納大相撲が行われ、幕内力士16人によるトーナメントで小結妙義龍(28=境川)が、初優勝を飾った。

 1回戦で豊ノ島、2回戦で稀勢の里、準決勝で白鵬を撃破すると「小結対決」となった決勝でも玉鷲に勝利。「こんな60回の歴史ある記念的な大会で優勝できて、うれしいし、驚いてます。(優勝は11年秋の)十両優勝以来ですかね」と笑った。兵庫・高砂市出身で、30日は南あわじ市、31日は姫路市と地元での巡業も控える。この日も知人が観戦に訪れていたそうで「いい姿を見せた方がいいかなと思って、頑張りました」と話した。