大相撲の幕内遠藤(24=追手風)に、故郷の石川・穴水町から千羽鶴約3000羽が届いた。

 春場所で左膝に大けがを負いリハビリ中の17日、追手風・遠藤穴水町後援会の会長も務める石川宣雄町長(73)が部屋を訪問。遠藤の母校となる向洋小の全児童64人らの寄せ書きと一緒に手渡し「万羽鶴を目指している。早く良くなってほしい」と願った。制作は約3週間前から始まり、能登空港の出発ロビーにもブースを設置。残りは夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)中に手渡す予定だ。遠藤はこの日、四股などで約40分体を動かし順調な回復ぶりを見せたが、師匠の追手風親方(元前頭大翔山)は「今の状態では厳しい。休む勇気も必要」と話した。