西前頭2枚目の安美錦(36=伊勢ケ浜)が、東前頭6枚目の臥牙丸(28=木瀬)を寄り切りで下し、2勝目を挙げた。

 当たって左に回り込み、うまく中に入って、体重が55キロも重い相手に攻め勝った。「踏み込んで行きながら、どんどん左に動いて、横から攻めるようにした。とにかく正面にいないようにした」と攻撃の意図を説明。「うまく取れたんじゃないかな」と満足げに話した。

 5日目の横綱白鵬戦では、あと1歩まで追い詰めながら、最後に足がもつれて金星を逃した。先場所まで15年間付け人だった元幕下扇富士の中沢利光さん(38)と一緒に「打倒白鵬」に苦心した日々を思い出して支度部屋では珍しく涙を見せていたが、この日はいつものひょうひょうとした姿に戻った。「昨日は昨日で終わったこと。しっかり今日の相撲に集中できたんじゃないかな」とサラリ。「昨日はあれだけ動いたから膝が痛かった。昨日無理した分、膝に負担が掛からないようにしたよ」と淡々と振り返っていた。