平成生まれ同士が火花を散らした一戦は、新大関に軍配が上がった。照ノ富士(23=伊勢ケ浜)は立ち合いで高安を右で張り、左を差す狙い通りの展開。場所前には出稽古でも肌を合わせた好敵手に「俺は相手に合わせて相撲を取ってる。落ち着いて相撲が取れた」と、最後は得意の右四つでねじ伏せた。これで対戦成績は5勝3敗。4連勝としたが「まだやりにくさはある。まあ、いいんじゃない」と振り返った。

 入門直後のちょうど4年前、高安が平成生まれ初の新入幕、13年秋場所で新三役昇進を決めた。「入ったときは、すごいなと思った」とライバル視し、一気に追い抜いた。得意の左四つで攻めあぐねた高安は「自分十分になっても寄り切れなかった。またパワーアップしてましたね。相当稽古を積んできたと思う」と脱帽。と同時に「また自分もやる気になりました」と雪辱を誓った。新世代を担う若手の好勝負は、まだまだ続きそうだ。