既に2敗を喫している大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が、てこずりながらも4勝目を挙げた。
214キロと関取最重量の逸ノ城(22=湊)とガップリ胸を合わせたのは、本来の得意と逆の右四つ。左上手も引き、相手に上手を与えなかったが、何せ腰の重い相手。がっぷり組んだまま時間が過ぎた。次第に腰が浮き、正面土俵に寄り立てられた大関だが、後退しながらも右から突いて逆転勝ちした。
「相手が落ちたのは見えました」と、最後の土俵際の攻防は落ち着いていた。1分30秒の相撲には「我慢した」と苦戦は感じながらも1勝は1勝。「星は1番分です」と自分を納得させた。「またね、明日。今日は今日で、また明日は明日だから」と切り替えを強調していた。

