大相撲夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が27日、国技館内の相撲診療所で行われた。

 昨年の全国中学校大会個人で準優勝した鹿児島県徳之島町出身の徳田龍太郎(15=武蔵川)は、190センチ、123キロの堂々たる体格で基準をパス。「頑張ろうという気持ちになりました」と意気込んだ。

 地元では海の素潜りで魚を捕り、ハブを捕まえ、闘牛の世話を趣味とするなど、大自然の中で生まれ育った。鳥取城北高など強豪校からの誘いもあったが「高校に3年間行くより、自分のために頑張った方がいい」と入門を決意した。将来性抜群の逸材は「横綱になりたい」と言ってのけた。