新関脇の正代(25)が3日、都内の時津風部屋で大相撲初場所(8日初日、両国国技館)に向けた新年の稽古始めを行った。

 前日までの4日間、熊本に帰省するなど「ほとんど体を動かしていない」とあり十両小柳と出稽古の前頭逸ノ城に6連敗。やはり出稽古に来た横綱鶴竜にも15戦全敗し「感覚が取り戻せない」と話した。鶴竜からは「一門の看板力士になるのだから稽古場でも力を出さないと」と期待の高さゆえの苦言も呈せられた。もっとも稽古場の力量が額面通りでないのが持ち味。「三役定着」を新年の目標に掲げた。