新横綱の稀勢の里(30=田子ノ浦)が1日、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて本格始動した。

 東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古場に下りて約1時間、四股やすり足などで汗を流した。「ゆっくり休めて、体調はだいぶ戻った。しっかり体をつくる」と話した。

 初優勝した初場所後は横綱昇進の行事が重なって多忙を極めた。それでも、初場所に向かう心境には「変わらないよ、いつもと」。報道陣も約40人が詰めかけたが「特別なことができるわけじゃない」と、平常心を貫いて調整していく。