埼玉栄高で昨年の高校横綱に輝いた斎藤大輔あらため北の若(18=八角)が、この日から始まった前相撲で圧勝デビューを飾った。

立ち合いから岡ノ城(出羽海)を一方的に突き出し。取組後は涼しい顔で報道陣に対応し「不安もあったけど、しっかりとやれてよかった。自分の相撲を取りきることを心がけた。やっと土俵に上がれたという感覚」と話した。師匠の八角親方(元横綱北勝海)、さらにその師匠にあたる元横綱北の富士らに続き「北」がしこ名に入ったが「まだ自分の名という感覚はないので慣れていきたい。一つでも、1秒でも早く関取になりたい」と力説した。