乃木坂46初のドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方 Documentaly of 乃木坂46」の公開初日舞台あいさつが10日、都内で行われた。メンバーの実家や母校を訪ね、プライベートな人間性を描いた作品に仕上がっているといい、この日は、主題歌「悲しみの忘れ方」を初めて歌唱した。

 あいさつの途中、白石麻衣(22)は突然、言葉を詰まらせて天を仰いだ。あふれる涙をこらえるためだった。普段はあまり連絡を取らない母が、ライブを見に来るシーンや母の手紙をナレーションで読み上げるシーンを思い出し、感情を抑えきれなかった。「ライブを見て『良かった』と言ってくれた。もっと親孝行をしないといけないと思いました」としゃくりあげた。

 笑いもあった。松村沙友理(22)は、高山一実(21)と桜井玲香(21)の劇中での泣き顔を「ぶさいく!」と一蹴。「メディア用だときれいだけど…」と笑わせた。

 生駒里奈(19)は、11年8月に結成してからの約4年間を総括。「4年間で1つの区切りです。まだまだ未熟なところがたくさんあるけど、上らないといけない坂がたくさんあります。日本一のアイドルグループを目指して頑張ります」と宣言した。