AKB48の45枚目シングル選抜をめぐる「第8回 選抜総選挙」の速報順位が1日、発表され、1位を目指すNMB48の山本彩(22)は、トップ3にあと1歩及ばず4位ながら、本番での巻き返し、逆転Vを宣言した。

 「私も一応、1位宣言してるんで、でも、ねらえないわけじゃないですよね? 射程圏内じゃないけど、NMBから1位、かっさらっていけたらなと思ってがんばります」

 大阪・NMB48劇場で、チームN公演に出演後、速報発表を仲間と見入った。6位の発表直前には「やめて~!」とおどけて見せ、柏木由紀の名前が呼ばれると「これはこれで怖い…」と漏らした。

 その2人後、4位で名前を呼ばれると、山本は「まずは、6位の呪縛から逃れました」。昨年まで2年連続で6位フィニッシュに終わっており、ホッとした表情。速報も含めて自己最高位の4位に笑顔を見せた。そして、自らよりも後位につけた柏木の存在には、素直に恐怖心を口にした。

 今年は笑顔の速報発表だった。昨年は、速報5位。自らの順位はさておき、NMB48からのランクインが8人で、選抜16人に入ったのは自らだけで、仲間を思い、ステージで号泣していた。

 今年も圏内は昨年の速報時と同じ8人だったが、内容が違った。加入5年半の創設メンバーながら、今年4月発売のシングル「甘噛み姫」で、初めて選抜入りした苦労人の沖田彩華(20)が14位へ躍進。暫定ながら選抜入りの順位に入った。

 山本は「え~、まじー? あーぽん、すご~い!」と、自分のこと以上に喜び、ジャンプした。同じチームNからは太田夢莉(16)が34位、須藤凜々花(19)はアンダーガールズの22位に入るなど、これまでランクイン経験のない後輩が票を伸ばした。

 山本はキャプテンとして「1日でみなさん、これだけの票をいただいて、感謝します」と言い、メンバーを代表して御礼の言葉を口にした。

 また、今年はランクイン最多チームにはファン感謝祭の開催などの“特典”が与えられることも決まり、山本は「狙いたい! やりたい!」。須藤が「1位ならマイクロビキニを公約してるんで、あと21位ランクアップして、マイクロビキニになります!」と口にしたことから、山本は「何それ? そんな公約してんの? じゃ、なんなら(チームNが最多圏内で感謝祭なら)全員でマイクロビキニでもいいですよ」と新たな公約も口にしていた。