AKB48グループ選抜によるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ=大阪市此花区)の「やり過ぎ!サマー」ライブが21日、初日を迎え、メンバー16人が客席降りする“近すぎ”ライブを展開した。

 初日メンバーは総監督の横山由依(23)渡辺麻友(22)向井地美音(18)峯岸みなみ(23)や、地元NMB48から移籍した小笠原茉由(22)ら16人。真夏のライブにちなみ、「真夏のSounds good!」で盛り上がると、16人が次々に客席へ降り、通路でパフォーマンスを始めた。

 USJによると「このライブは『近すぎ』がテーマなので」と説明。AKB48では異例の客席降りステージとなった。

 詳しい関係者によると、AKB48では最近、卒業した高橋みなみのプロデュース公演で、市川美織が客席通路に降りたケースはあるが、メンバー全員が客席そばの通路でパフォーマンスすることは異例だという。

 ファンとふれあい、メンバーも興奮。渡辺が、客席に大好きなキャラクター「ポムポムプリン」の手製うちわを持っていたファンに駆けより、うちわを拝借してパフォーマンスを続ける場面もあった。

 さらに、大ヒットしたダンスナンバー「恋するフォーチュンクッキー」では、小さな子供をステージへあげ、メンバーが一緒にダンス。最年少4歳の少女は「カリフォルニアから来た」と言い、好きなメンバーに「まゆゆ」とあげた。

 大喜びの渡辺は少女に付き添い、ひざを床についたまま「恋する-」を終え、少女も大喜びだった。

 同ライブは、今夏、AKB48グループがUSJに常駐する企画で、9月4日まで「やり過ぎ!サマーシアター」と「やり過ぎ!サマーLIVE」と題して、定期公演を行う。

 「-シアター」では、AKB48グループの選抜メンバーが112公演を予定し、屋外でも期間中8公演の「-LIVE」が予定され、各グループがスペシャルライブを開く。

 横山は「やりすぎるUSJで、私たちも“近すぎる”サマーにします」と開幕宣言。向井地は「みなさん、アトラクションも楽しんでくださいね」と呼びかけた。

 メンバーも6月の同ライブ発表会見後に、施設を回ったといい、渡辺は「ハリー・ポッターへ行ったんですけど、エリアに入っただけですごくて、今、思い出しても手が震えます」。そんな渡辺に、向井地は「まゆさん、絶叫苦手じゃないですか!」とつっこみ、自身は「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」に乗ったと告白。「あんにん(入山杏奈)から『後ろ向きの方が怖くない』と言われたのに、全然! 怖かった!」と語った。

 その入山杏奈(20)は、絶叫マシンが大好きだそうで「ザ・フライング・ダイナソー」に乗ったそうで「めっちゃ楽しかった!」と話していた。