AKB48の各都道府県代表が所属するチーム8が9日、舞台「絢爛とか爛漫とか」(10日初日)の公開舞台稽古を東京・品川のクラブeXで行った。

 海外から新しい文化が入り始めた昭和初期を舞台に、小説家や批評家を目指す女性4人の夢や葛藤を、四季を織り交ぜながら描いた。出演者はダブルキャストを含め6人で、舞台「マジすか学園~Lost In The Supermarket~」に出演した小田えりな(19=神奈川)以外は舞台初挑戦。劇中には得意のダンスや、チーム8の代表曲「47の素敵な街へ」の振りなどを盛り込んだ。

 小田は天才肌でダジャレ好きな小説家薫を演じた。「台本を読んでいて『あれ、これ自分の言ったことが書いてあるな~』と思った」と、自身もダジャレ好きであることを明かした。

 一方で谷川聖(15=秋田)は「お芝居は自分とは全然違う人になれる」と、初舞台で演じる魅力に気づいた。演じたまや子はファッションに敏感な批評家志望の女性で、赤のワンピース、純白のドレスなど、季節ごとに鮮やかな服装を披露した。「みんなが着物を着ている時にスカートとか、衣装からしてみんなと違いますね。しんをしっかり持っていて、いつも冷静」と役柄を分析し、「私とは真逆です」とコメントした。

 中野郁海(16=鳥取)は、小説家としての才能に悩み、仲間の前でも素直になれない文香を演じた。「性格も、書いている小説も全然違って、私たちも将来の目標も、考えていることも違うはず。それでも支え合って頑張ろうとしている」と、4人の関係性にチーム8との共通点を見いだしていた。

 ほか太田奈緒(21=京都)永野芹佳(15=大阪)佐藤七海(16=岩手)が出席した。