AKB48島崎遥香(22)の卒業公演が27日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われました。SKE48松井珠理奈(19)が、サプライズでゲスト出演しました。

 島崎と珠理奈というと、正反対なイメージを抱く方も多いかもしれません。珠理奈はいつも元気いっぱいで、キレキレのパフォーマンスが特徴。一方、マイペースでクールな島崎は、いつも「緩い」雰囲気を持つメンバーです。

 年は島崎が3つ上ですが、AKB48グループ入りは珠理奈のほうが1年強早く、「先輩」です。どうにもかみ合いそうにない2人ですが、実は絆が深いようです。

 昨年、島崎が持病のぜんそくと足のやけどのため、イベントやライブなどを休みがちになった時期がありました。もともと群れるタイプではなく、さらにメンバーと接する機会も減ったため、グループの中で孤立がちになってしまう時もありました。他のメンバーたちから、変に気を使われている状態でした。

 そんな時でも、珠理奈は、島崎に積極的に話しかけていました。シングルのミュージックビデオ撮影時、待ち時間に島崎が1人で椅子に座っていると、珠理奈が「ねえねえ、この衣装よくない?」と言いながら、明るい笑顔で近づいていきました。島崎も「はい。○○○○の曲みたいですね」などと笑顔で返していました。後から珠理奈に聞くと、「ぱるる(島崎)は、私が話しかけてあげないとって思わせるんですよね」と答えていました。

 卒業公演は、AKB48の若手メンバーが中心に出演しました。島崎にとっては同期か後輩ばかり。珠理奈は、この日唯一登場した「先輩」でした。珠理奈から花束を渡された島崎は、2人で肩を組んでステージから去っていきました。