AKB48の都道府県代表メンバーが集うチーム8の小栗有以(15=東京)倉野尾成美(16=熊本)坂口渚沙(16=北海道)が14日、都内でそれぞれ自身初のソロコンサートを行った。ソロ公演は48グループでもAKB48渡辺麻友、柏木由紀、NMB48山本彩ら数えるほど。貴重な機会を、3人は笑いあり、涙ありのステージで盛り上げた。

 愛くるしい笑顔から「2万年に1人の美少女」と呼ばれる小栗が先頭で登場し、AKB48の楽曲のほか、松田聖子の「天使のウィンク」ではピアノの弾き語りを披露した。原宿での疑似デート映像では「これからも有以のこと好きでいてくれる?」と呼びかけ、2000人のファンをもん絶させた。

 昨年の選抜総選挙でチーム8最高の34位に入った倉野尾は、ヒップホップダンスやジャズ風にアレンジされた楽曲、アイドルソングと変幻自在ぶりを披露した。「『どっちもできちゃうよ』というのが私のコンセプト」。同70位の坂口は、大好きな渡辺の楽曲を中心に20曲を歌い「皆さんが笑って私を見てくれた。楽しくできました」と感謝した。アンコールでは3人とも、母から激励の手紙を読まれて涙し、年ごろの少女らしい姿を見せていた。