渡辺麻友(23)が、ただ1人となった同期メンバーの柏木由紀(26)と、涙をこらえながら2曲をデュエットした。

 仲の良さから「まゆゆきりん」と呼ばれてきた2人の思い出映像が流され、柏木の代表曲「てもでもの涙」のイントロが流れると、場内は大歓声。続いて、お別れデュエット曲の代表格「思い出のほとんど」では、向かい合う場面で2人同時に涙声になりながら、寂しさに負けまいとお互い声を張り合っていた。

 「思い出の-」は、前田敦子が12年に卒業する際、東京ドームで高橋みなみと号泣しながらデュエットした楽曲。その後も48グループでは、仲良しメンバーを送り出すときに歌う曲として定着した。柏木にとっては長年、渡辺と歌うことを夢見てきた曲で、「この曲は、前田さんとたかみなさんが歌ったのを見たとき、『いつか2人で歌う日が来るといいな』と思っていた」と明かした。さらに「私が感極まったら、麻友がお姉さんの顔をしたの!」と暴露。渡辺も「した~!」と子供っぽく明かし、笑わせた。

 2人が歌う様子を舞台袖で見ていたHKT48指原莉乃(25)は、「良すぎる! ほんとにすてきでした」と拍手していた。