“実力派子役”として数多くのドラマや映画で活躍している若手女優福田麻由子(14)が、アニメ映画「マイマイ新子と千年の魔法」(11月21日全国公開)で主人公の声を担当している。

 原作は芥川賞作家の高樹のぶ子さんが、故郷の山口県防府市を舞台に描いた自伝的小説。アニメ映画の声優は2度目で、今回初めて主人公を演じた福田は「すごくあったかい映画。かわいい主人公たちがちょっとずつ成長していく様子が描かれています」とアピール。

 実は福田の祖父も作品の舞台である防府市に住んでいるが、福田自身は東京出身で東京育ち。慣れない山口弁のせりふに挑戦し「山口県の方々に私の山口弁を聞かれるのは緊張しますね」と照れながらも「笑っているときも怒っているときも常に真っすぐな子でいるよう演技しました」と、声の仕事にも手応えを感じていた。