11月に公開される映画「ゲゲゲの女房」で、漫画家水木しげるの妻布枝さん役を務めた主演女優の吹石一恵(28)が20日、水木の出身地、鳥取県境港市を訪れ、妖怪神社で映画のヒットを祈願した。

 原作は布枝さんの自伝。「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる水木と結婚し、貧乏暮らしをしながら売れっ子漫画家を目指す夫婦愛がつづられている。9月に終了した同名のNHK連続テレビ小説は高視聴率を記録した。

 吹石は、着ぐるみの妖怪ねこ娘らと一緒に“参拝”し、「たくさんの人に見ていただけるように」と祈願。「妖怪も応援すると約束してくれました」と笑顔で話した。

 妖怪のブロンズ像が並ぶ水木しげるロードでは、水木夫妻の像に触れ感慨深げだった。

 映画は鳥取、島根両県で11月6日から先行公開。同月20日以降、全国で順次公開される。