常盤貴子(36)がヒロインを務める映画「釣りバカ日誌19」(朝原雄三監督、10月公開)の、大分・佐伯ロケがスタートした。88年の第1作から20年、番外編とスペシャルを入れると、21作目になる。常盤が演じるのは、西田敏行(60)演じるハマちゃんが働く鈴木建設の総務部に勤める派遣社員の河井波子役。社員旅行の世話人として、故郷の佐伯へ鈴木建設一行を率いてくる。ほかに地元佐伯出身の竹内力(44)が常盤の兄役、山本太郎(33)が恋人役でゲスト出演する。

 地元の祭「五丁の市」で、大漁祈願のため出されるジョーヤラ船のシーンにエキストラ、ボランティア、見物、撮影スタッフ、取材陣など約440人が集結する大掛かりな撮影になった。西田、そしてスーさん役の三国連太郎(85)など、大物を率いる役の常盤は「まとめられるとは思っていません。みなさんタフな方ばかりですから。伝統ある釣りバカに出られて光栄。数ある候補地の中から佐伯が選ばれたことに、運命的な出会いを感じます。元気で、明るい方ばかりの佐伯の女性像を演じられるのをうれしく思います。お魚がおいしいと聞いてるので(竹内)力さんから情報を仕入れます」。また、映画では純白のウエディングドレス姿も披露する。

 地元の熱烈歓迎に西田は「ハマちゃんと声を掛けてくれる熱い思いを感じる。絶対立派な作品にします」。三国は「丸々20年。今後とも挑戦して、歩き続けて生きたい」と話した。