元極楽とんぼで約8年半ぶりに旧芸名で活動を再開した山本圭壱(46)が、3月31日に故郷広島市の広島バックビートで開いたライブ後、復帰後初めて口を開いた。日刊スポーツの取材に応じ、「本当にありがたい。昔から付き合いがあった」と笑顔を見せた。

 感謝の言葉は、会場に生花を届けてくれた広島カープの黒田博樹投手(40)に向けられた。今季、米大リーグのヤンキースから広島に8年ぶりにおとこ気復帰。29日のヤクルト戦で2740日ぶりに日本で白星を挙げたヒーローからのエールは、お笑いタレントとして完全復活を目指す山本にとって、大きな支えになったようだ。

 広島の選手らとの親交は厚く、阪神から8年ぶりに広島に戻った新井貴浩内野手、梵英心内野手、堂林翔太内野手らに加え、楽天の嶋基宏捕手からも生花が届いた。お笑い仲間、ココリコからも届けられた。

 山本は06年7月に不祥事を起こし、今年1月19日の東京・下北沢で復活ライブを開催。同ライブではチケットの倍率が160倍となったが、今回は約10倍。今月6日には、宮崎でライブを開く予定だ。「東京でやった時は、初めてピンでやったけど意外や緊張しなかった。今日は地元の広島で、みんなあったかく迎えてくれた。浅田真~央やハニー結弦のオリジナルネタをやったけど、これをベースにして宮崎では進化させる」と話した。【小谷野俊哉】