世界3大映画祭の1つ、フランス・カンヌ映画祭(5月13日~24日)の出品作品発表会見が16日、フランスで行われ、最高賞パルムドールを争うコンペティション部門に、日本から是枝裕和監督(52)の新作「海街diary」(6月13日公開)の出品が決まった。

 「海街diary」は、小学館の少女漫画誌「月刊フラワーズ」で06年から不定期連載中で、13年に漫画大賞を受賞した吉田秋生氏原作の漫画が原作。鎌倉を舞台に、綾瀬はるか(30)長沢まさみ(27)夏帆(23)演じる3姉妹が、広瀬すず(16)演じる15年前に家族を捨てて出ていった父が残した腹違いの妹を引き取り、生活していく中で、4人が本当の姉妹から家族になっていく物語。是枝監督は、審査員賞を受賞した13年「そして父になる」以来、2年ぶり4度目の同部門出品で、97年「うなぎ」の今村昌平監督以来、日本人として18年ぶりのパルムドール受賞を目指す。

 また、革新的で独自な視点を持った作品を集めた、ある視点部門には、深津絵里(42)と浅野忠信(41)が夫婦役で主演する、黒沢清監督の新作「岸辺の旅」(今週公開)の出品が決まった。

 コンペティション部門を審査する審査委員長は、1991年(平3)に「バートン・フィンク」でパルムドールを受賞した、米国のジョエル&イーサンのコーエン兄弟が務める。また「ある視点部門」の審査委員長は、イングリッド・バーグマンの娘としても知られる、イタリアの女優イザベラ・ロッセリーニ(62)が務める。今年で68回目を迎える同映画祭の公式ポスターは、今年が生誕100周年となるバーグマンの笑顔の写真が採用された。