ビートたけし(68)がセクハラトークをさく裂させながら優勝カップをもぎ取った。「叙々苑カップ 第16回芸能人ゴルフチャンピオン決定戦」(日刊スポーツ新聞社協力)が26日、神奈川・レイクウッドゴルフクラブで行われ、芸能人62人が出場した。たけしは、同組でラウンドした橋本マナミ(30)にセクハラ発言を連発しながら、好調なプレーで初優勝し、主役の座を独占した。

 たけしはラウンド中、「愛人キャラ」でブレークした橋本を執拗(しつよう)に口説いた。「電話番号は?」「マンション空いているよ」「今は女は2人しかいないから、3人目でどう?」。アプローチの角度を微妙に変えても、思うような答えは引き出せない。かわされっぱなしのイライラをプレーにぶつけたのか、ショットは絶好調だった。同組で回った丸山茂樹プロ(45)からは「ドライバーは一日中良かった」と絶賛された。たけしも「ドライバーは本当に良かった」と満足げな表情を浮かべた。

 ハンディ19をもらい、総打数87(ネット68)で優勝した。叙々苑カップは2年ぶり2度目の参加。2年前はネット85(ハンディ17)で70人中37位だった。優勝を告げられると、おなじみの「コマネチ」のポーズをとって大はしゃぎした。

 表彰式はほろ酔いでスピーチに立った。「焼酎を飲み過ぎちゃった」。上機嫌の表情を浮かべながら「とんでもないハンディをもらったけど、優勝できてよかったです」と喜んだ。丸山プロと同組だったことについても「目の前でプロのゴルフが見られて、いい勉強になった」と感謝した。

 しかし唯一の心残りは、やはり橋本だった。プレーしながら懸命に口説いたが「なかなかなびいてくれなくて」と嘆いた。よほど悔しかったか、56位だった橋本に「ベッドの上でのボール扱いがうまければいい。そっちがよければOBとかどうでもいい」とセクハラまがいの慰めで笑わせた。

 散々迫られた橋本だが、「下ネタも交えて面白かったです」とまったく気にしていない様子で笑顔を見せた。さらに「たけしさんは優しい」と話したが、これにはたけしも「厳しいと言われても、付き合ってもらった方がよっぽどいいよ」と悔しがっていた。

 大会の模様は7月12日午後4時からテレビ東京系6局ネット、同26日午後2時半からBSジャパンで放送される。

 ◆芸能人の参加者 相原勇、浅茅陽子、石田純一、五木ひろし、岩本恭生、えなりかずき、江口ともみ、岡本夏生、梶原雄太、ガダルカナル・タカ、ガッツ石松、金子昇、叶美香、川島なお美、北川弘美、ゴルゴ松本、城戸真亜子、具志堅用高、倉石功、黒沢年雄、里見浩太朗、清水アキラ、清水圭、清水良太郎、真矢、平浩二、田中健、丹波義隆、寺田体育の日、椿姫彩菜、つまみ枝豆、中村雅俊、なべやかん、錦野旦、根本りつ子、野口五郎、ノブ、野村将希、パパイヤ鈴木、ビートきよし、藤田佳子、布施博、フッキー、松尾伴内、マリーン、三瀬真美子、三波豊和、モト冬樹、森洋子、渡辺裕之、渡辺めぐみ、薬師寺保栄、矢部美穂、山内鈴蘭、山崎ていじ、山田親太朗、山本茉央、鎧塚俊彦、ラサール石井、ラッシャー板前。