佐村河内守氏(51)のゴーストライターを務めていた作曲家新垣隆氏(44)が、「サングラスの相棒」との新ユニットで、演奏を披露した。6月30日、千葉・イオンモール幕張新都心で、初の著書「音楽という〈真実〉」発売記念イベントを開催。2人ユニット「N/Y(エヌワイ)」を結成しているバリトンサックス奏者、吉田隆一氏(43)とともにミニライブも行った。

 吉田氏は、サングラスをしており、佐村河内氏を連想させるような外見。ライブ前の取材で「また“サングラスの方”と一緒ですね」と聞かれると、新垣氏は「彼(吉田氏)はミュージシャンとして優秀だし、信頼できる方です」とフォローした。2人は昨年春、東京・荻窪のライブハウスで出会い意気投合。8月に同会場で初共演を果たした。関係者は「決して無理やり組んだユニットではない」と説明。佐村河内氏と吉田氏の「違い」を強調した。

 ライブでは、新垣氏がキーボード、吉田氏がサックスを担当し、3曲を披露した。ユニット名の「N/Y」は両氏の名前のイニシャルでもあるが「なんでもよい」が由来だという。吉田氏が「なんで、また、新垣さんの隣にサングラスの人がいるんだ、って言う方もいらっしゃるかもしれません。すみません」と話すと、会場を訪れた300人からは笑いが起きた。その後、本の購入者100人へのサイン会を行い、2人で笑顔で対応した。【横山慧】