4年前、なでしこの世界一に一役買った歌手カノン(35)が、サッカー女子W杯カナダ大会決勝戦を前に、なでしこの佐々木則夫監督から届いた誓いを明かした。「22日の決勝トーナメント1回戦オランダ戦前、監督にメールを送ったら、お忙しい中、カナダから返信がありました」。

 ありがとうございます。

 がんばります!

 明日へ鼓動するような

 サッカーを伝えたいですね!

 「明日への鼓動」とは、佐々木監督が、11年W杯ドイツ大会決勝前夜、選手に聴かせたカノン作詞・作曲・歌唱の楽曲。北京五輪競泳・陸上代表決定戦を中継したNHKのテーマソングに選ばれ、カノンの「勝ち負けではなく、そこにたどり着くまでの頑張りを思い、その瞬間を大切にしてほしい」との思いが込められている。

 日本で声援を送り続けるカノンは「連覇は期待しますが、監督の願い通り、選手のみなさんが明日へ鼓動するプレーができればと思います。とにかく悔いのないように。帰国後、要請があればどこへでも歌いに行きますので」と話している。