東京・明治座でダブル座長公演を行っている山川豊(56)水森かおり(41)が6日、同劇場で会見した。

 人情喜劇とコンサートの2部構成。「歌よりもお芝居が緊張する」と話す山川は、今月3日の夜公演でせりふを忘れてしまった。「かおりちゃんと2人だけのクライマックスシーン。正直に『セリフ、忘れました』と言ったら、かおりちゃんが駆け寄って来て、耳元で教えてくれました。僕のせりふまでキチンと頭に入っているんです。あの時は本当に神さまに見えました」と感謝した。

 水森は単独の座長公演の経験はあるが、2人座長は初めて。「山川さんとだと、楽しさは2倍で、苦労は2分の1になる。すごく充実している」と話した。共演の川野太郎はかつて憧れていた俳優で「毎日ウキウキしています」と笑顔で話した。

 コンサートのラストシーンでは、昨年のNHK紅白歌合戦で身に付けた巨大衣装で登場して「島根恋唄」を歌う。約5メートルの高さまで上がって、大いに客席を盛り上げている。

 8月11日に、山川、水森、田川寿美、氷川きよしが神宮外苑花火大会に出演し、神宮球場のステージに立つ。山川は「26日の千秋楽までは公演に集中します。本番では4人で力を合わせて頑張りますから、皆さん、期待してください」と話した。