堺正章(69)の次女で女優堺小春(21)が22日、東京・Zeppブルーシアター六本木で初日を迎える舞台「転校生」の開演前、取材陣に8年ぶり芸能活動再開の意気込みや父との関係性を語った。

 「父と連絡を取るのはご飯を食べに行くときくらいでしたが、稽古期間は連絡を取る頻度が上がって、すごくメールが来ました。『稽古で苦しみ、本番で楽しむ』とアドバイスを受けました」

 現在、大学4年で建築関係を学んでいるが、学業に専念するため、07年NHK時代劇に出演後、活動を休止した。

 しかし、今年から周囲が就職活動を始め、「自分は芝居が好きだ」とあらためて実感。堺に「舞台に立ちたいと」と話すと、「小春がやりたいことをやっていることがパパは幸せ。後悔しないようにやりなさい」と後押しされたという。

 その後、オーディションに応募。1474人から出演する21人の1人に選ばれた。

 今後は女優業にまい進する思いで、「21世紀にはばたく女優になれたらいい。舞台が好きなので大きな劇場に立ちたい。映像も経験したい」。同作については、父の決めぜりふを借りて「星3つです」とPRした。

 8年前までは、「栗原小春」の名前で活動をしていたが、同作からは「堺小春」。心機一転、ゼロから再スタートのためで、父に許諾を求めると、うれしそうに「いいよ」と返してくれたという。

 「父はすごくうれしそうでした。それを見て私もジーンときました」

 同作は、高校の教室を舞台に、女子高生のたわいのない会話とともに描く青春群像劇。出演する21人全員が主役という。