元光GENJIで俳優の大沢樹生(46)が、1日に放送されたTBS系「あの素晴らしい修羅場をもう一度!」に出演し、昨年1月に起きた“実子騒動”後に、仕事がなくなり収入が絶たれていたことを告白した。

 実子騒動とは2013年、大沢が前妻の女優喜多嶋舞(43)との間の長男と血縁関係がなかったと報じられ、大沢本人も会見でその事実を認めたことが発端。DNA鑑定の結果や、喜多嶋との意見が対立するなど、当時はワイドショーを中心に大きな話題となった。

 番組で大沢は、あの騒動に関してねじ曲がった報道をされてかなり誤解を受けたと前置きをし、騒動後に待っていた修羅場について明かした。

 騒動前から自身の初監督作品の映画を撮影していたと話し「その作品で元光GENJIのメンバーと20年ぶりに共演し、2人で制作発表をする予定で決まっていたんですよ。でもこれが(騒動後)初めて公の場に出ることになるし、大変なことになる。映画のためにもよくないと考えて、(事前に)騒動の記者会見をさせてもらうことになったんです」と、騒動の記者会見を開いた経緯を語った。

 しかし、その記者会見後に予想を超える修羅場が待っていた。その頃、また別のドラマの撮影をしていた大沢のもとに、局の編成、プロデューサーなど上層部の人間がこぞってやって来たという。「もう10シーンぐらい撮り終えていた時だったんですが『大沢さん、大変申し訳無い、今回、撮影はされてますけど降板していただけませんか』と言われて」降板させられ、大沢の出演シーンはリテイクして別の役者に差し替えられたと明かした。

 この降板を発端に、決まっていた仕事がほぼ全てキャンセルになって、仕事も収入もゼロになったという。「世間とかマスコミを騒がせちゃうと、周りが腫れ物を触るように引いていくんです」と悲しそうに話した。「仕事がなくなるほど怖いものはない」と当時を振り返って訴えた。

 また、「資金繰りは?」と問われ、自分の蓄えを切り崩して会社経営も生活も行っていたことを明かし「自分の会社だったので、社員も抱えてるし家族もいるし、どうしたらいいのって、ほんとうにあの2年はまさに修羅場でしたね」とあらてめてつらかった時期を思い返していた。

 最後に「結局、あの騒動はどうなっているのか?」と問われると、大沢は「こういうカタチではもう僕はお伝えしないと思います」と口を閉ざした。