韓国の人気グループSUPER JUNIORが10日、日本で約1年ぶりとなるファンミーティング「SUPER CAMP」を東京・有明コロシアムで行った。昼公演のオープニングでは、6日発売の新曲「Magic」の日本語バージョンサウンドに乗って客席から登場。暗転する会場にグループカラーの青色ペンライトが星空のようにきらめく中、1人1人がスポットライトに浮かび上がった。歌唱しながらファンとハイタッチや握手を交わしステージに到着すると、一層の大歓声に包まれた。

 昨年、韓国でデビュー10周年を迎えたばかり。その記念曲が「Magic」と「Devil」で、両A面で発売した日本語バージョンを今公演でファンに初披露している。リーダーのイトゥク(32)は「ダンスナンバーの曲です」とノリの良さをアピールした。

 通常のライブとは違い、ファンミならではのゲームも人気だ。最も盛り上がったのは、薄い紙を口移しする企画。キュヒョン(27)からリョウク(28)に渡す際に、イェソン(31)が横から紙をサッと奪った。勢い余って2人の唇が触れると、約8000人から大歓声と笑いがわき起こった。歌唱とダンスに加え、体を張ったお笑いパフォーマンスでも人気を高めている。

 この日までの3日間5公演で計4万人を動員。イトゥクは「16年のスタートを皆さんと一緒にすごせて幸せです」。腰を90度に曲げながら丁寧な感謝の言葉を口にした。【松本久】

 ◆SUPER JUNIOR(スーパージュニア) 05年に韓国でデビュー。「SUPER SHOW」と題した世界ツアーを14年までに6回行い約140万人を動員。特にアジア圏での人気は絶大。日本では11年に本格的な活動を開始した。SUPER JUNIOR-K.R.Yなどユニット活動や個人活動も行っている。現在はシンドン、ドンヘ、ウニョク、シウォン、ソンミンが入隊中。