安田顕(42)の主演映画「俳優 亀岡拓次」(30日公開、横浜聡子監督)の完成披露試写会が19日、都内で行われ、昨年で映画デビュー55周年を迎えた三田佳子(74)が、安田に胸をもまれる過激シーンを振り返った。

 三田は、劇中で大物舞台女優の役を演じ、脇役を演じた安田に大胆に胸をもまれている。「『(安田に)もめ、もめ』って言うんです。最後にものすごいセリフがある。『乳首が…』って。乳首をもっともめということなんですけど」。思い切りすぎたセリフだったため、カットも提案されたが、「これをカットしたらダメよね」と自ら意を決した。「監督が笑っていたんで、思い切って言って良かった」と言う三田に、安田は「人生でこんなに命懸けで女性の胸をもんだのは初めて」と緊張気味に振り返った。

 三田は37歳の気鋭、横浜監督の作品には初出演だった。「こんなお若い方に、まあ、そんなにお若くはないけど(笑い)。私と比べるとだいぶお若い方から、声をかけていただいた」と感謝した。劇中のダンスシーンは、当日に言われたという。若手監督の思い切ったむちゃぶりに「現場に行ったら、『ちょっとやってみて』と言われた。テストを撮らせていただいて、すぐ本番。だから反省点もいっぱい」と驚いていた。