リリー・フランキー(52)が映画「美しい星」(吉田大八監督、来年5月公開)に主演することが29日、分かった。KAT-TUN亀梨和也(30)や橋本愛(20)と自分が宇宙人だという意識に目覚める「勘違い一家」を演じる。

 原作は作家三島由紀夫が62年に発表した同名SF小説。時代背景を現代に移し、よりコミカルな要素を取り入れた。リリー演じる気象予報士は、空飛ぶUFOと遭遇したことを境に「自分は地球を救うために来た火星人だ」と覚醒。さらに亀梨演じる長男は水星人、橋本演じる長女は金星人として目覚める。1人だけ地球人のままの母親(中嶋朋子)を除く3人がそれぞれの方法で地球を救うため奮闘するが、周囲からは白い目で見られてしまうという風変わりな物語だ。

 リリーは「当然、宇宙人を演じるのは初めてですが、演技をするうちに宇宙人を信じてしまいそうで怖いです」。亀梨は「等身大の若者ですが、同時に水星人でもありますので、しっかりとした水星人になれるように、もっともっと水星について勉強してみたいと思います」とユーモアを交えた言葉で意気込みを語っている。2人は初共演となる。