俳優田山涼成(64)が2日、読売テレビ「クチコミ新発見!旅ぷら」(日曜午前10時55分、関西ローカル)の放送200回(4月3日)の大阪市内での収録に参加した。

 大阪の台所と呼ばれる「黒門市場」では「師匠!」と漫才師海原はるか(67)に人違いされたハプニングがあったことを明かした。

 この日朝、田山がロケで黒門市場を歩いていると「師匠!」と親しみのある声が飛んだ。相手はバーコード頭の髪の毛を吹くギャグが持ちネタのはるかと勘違い。「以前ははるか師匠のことを知らなくて、大阪では役者のことを師匠と呼ぶんだと思っていた」。はるかと髪形が同じだったとき、関西の番組で本人と初対面した。「そっくり!」と感想を抱いた田山だが、2年前に役作りのため丸刈りにした。

 それでも大阪では相変わらず「師匠!」と呼ばれるそうで、かつて大阪の街を歩いていると、怖~いおにいさんが「おい、そんな知らん顔せんでもええやないか。尼崎のあそこにおったやろ。最近こないな」とフレンドリーな言葉を投げかけられたという。

 こわごわと「どなた…」と尋ねると「漫才師やろ」。相手はてっきりはるかと思って声を掛けていた。

 同番組は仲よし2人組が、地元の口コミ情報をもとにぷらぷらと気まま旅を繰り広げる。記念すべき200回目の旅人は12年4月の放送スタートから番組ナビゲートを務める松尾貴史(55)と田山。大阪通の芸能人から寄せられた「クチコミ」を頼りに大阪の街を旅する。

 4月から4年目に突入する同番組に松尾は「情報はネットで調べたらいいという時代ですが、人のクチコミを頼りする。旅の基本として永久に残るスタイルだと思う」と笑顔を見せた。