橋本環奈(17)が5日、東京・新宿の角川シネマ新宿で行われた初主演映画「セーラー服と機関銃-卒業-」(前田弘二監督)の初日舞台あいさつに出席し、武田鉄矢(66)から上京を勧めるメッセージを送られた。

 橋本は福岡に拠点を置くアイドルグループ「Rev.from DVL」の一員で、博多と東京を行き来する生活を送る。今作も、撮影が終わるたびに博多に帰って活動していたという。そんな状況を見ていたのが、同郷でもある武田だった。「この映画で、アイドルではなくて、女優として1歩、歩き始めないといけない」。さらに、「冷たく聞こえるかもしれないけど、一人前になるには、あのふるさとは良すぎる。九州の人はみんなが味わったことだけど、クリエーティブを刺激していく、その足跡をたどってほしい」と、東京に拠点を移しての活動を提案した。大先輩のメッセージに、橋本は目を潤ませて聞き入っていた。

 イベントでは、両親からもサプライズで手紙を送られた。「あまり泣き顔を見せない環奈が、クランクアップのとき、泣きながらあいさつしているのを見て、相当プレッシャーのかかる1カ月だったんだろうと思った」とメッセージが読まれると、橋本の目は再びウルウルに。「この仕事を始めたいと言った時も、何の反対もせず、1番応援してくれたのは両親だった。この映画のことも喜んでくれていて、手紙が来ていることにビックリしました。…あんまり思い浮かばない(笑い)」と、照れ笑いで感謝していた。

 ほか長谷川博己、宇野祥平、大野拓朗、前田監督が登壇した。安藤政信は体調不良のため欠席した。