俳優山田孝之(32)が12日、初著書「実録山田」の発売会見を都内で開いた。

 実際に自分の周りで起こった出来事を題材に、フィクションとノンフィクションを交えた内容のエッセー集という。「身の危険を感じている」という山田は「防弾盾」で身を守りながら会見場に登場するなどユーモアあふれる会見となった。

 同書のコンセプトについて「本を投げつけたことをある人って、あまりいないと思うのですけど、投げたくなる本です。投げた後にちょっと気になってまた手に取るような本」と独特の言い回しで説明した。

 フィクションとノンフィクションの交錯という異色の構成に、どこまでが実録なのかと質問を受けると、「読んだ後、質問があったら事務所にファクスしていただければ、答えられる範囲で答えます」と苦笑いした。

 読み終わった後の本の利用法を「ブックオフ!」と即答するなど、最後まで笑いの絶えない会見となった。