中村橋之助(50)高島礼子(51)が23日、都内で東京・明治座の5月公演「御宿かわせみ」(5月3~27日)の制作会見に出席した。

 平岩弓枝氏の人気小説が原作で、NHKで03~05年に放送されたドラマと同様に、東吾を橋之助、るいを高島が演じる。演出・脚本はG2氏が担当する。

 互いについて、橋之助は「気心が知れていて、とにかくさっぱりしていて、面倒くさくない」、高島は「現場を明るくしてくださって、落ち着いている。トラブルがあると解決に乗り出してくれる。頼もしい!」と話すなど、息ぴったりの様子だった。

 10月に8代目中村芝翫を襲名する橋之助のとっては、歌舞伎以外の舞台で現名で出演するのは「-かわせみ」が最後となる。

 高島は昨年、夫の高知東生(51)が俳優を引退し、自分の父の介護に専念すると報じられた。介護は皆で協力しながらやっているといい、「彼はとにかく熱い。一生懸命。50過ぎていろんなことやりたいんでしょうね。私は隣にいるだけ」と話した。

 舞台も見に来る予定で、夫婦円満のようだった。