歌手黒木じゅん(49)が10日、都内で、バースデーライブを開催した。13日に50歳の誕生日を迎える黒木は、5月18日に新曲「いのちの花だから」をリリース。ライブでは、集まった150人の観客に新曲を始め合計10曲を披露した。

 黒木は「霧にむせぶ夜」がヒットした黒木憲の息子で、91年に唐木淳名義の「やせがまん」でデビュー。その後、父の死をきっかけに「黒木憲ジュニア」に改名。「今回、父が世話になった作曲家の鈴木淳先生にあらためて弟子入りし、名前も『じゅん』に変えました。レコード会社もテイチクに移籍ということで、デビュー26年目ですが自分自身新たな気持ちで身を引きしめていきたい」と意気込みを語った。

 当日応援に駆け付けた鈴木氏も、「彼の父は僕の弟のような存在だった。彼の歩みも見ているので、再デビューのつもりで(曲を)書いた。死にものぐるいでやってほしいし、温かい目で見てやってください」とエールを送った。

 50歳の節目を迎える黒木は、「歌手をやっていれば目標は年末の紅白だったり、レコード大賞だったりですが、まずは知名度を上げていきたい」と着実な1歩を目標に掲げた。