ダウンタウンの松本人志(52)がABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」(金曜午後11時17分=関西地区ほか)に初出演し、その収録が6日、大阪市内で行われた。

 松本はもともと、関西で圧倒的人気を誇る怪物番組のファン。「東京都に住むAさん(52)」として、妻が大騒ぎした“問題”解決のため、同探偵局へ依頼を持ち込んだ。

 その内容は「陶器のミルクポットの中に、もうひとつ別の陶器がすっぽりとはまりこみ、抜けなくなった」というもの。以前、インターネット上で、自身が松本家の悩みを告白し「ナイトスクープに持ち込もうかな」と“予告”し、話題になったこともある案件。予告通りに松本が、同番組に相談したわけだ。

 依頼の解決は、ハライチの沢部佑(さわべ・ゆう=29)が担当。2人で熱湯で温めたり、振動を与えるなどして、悪戦苦闘する場面が映っていた。

 番組は「日常のくだらないネタ」から「思い出探し」などの人情ネタまで、多様な悩みを解決するもの。松本の芸能界デビュー後の88年にスタートしたが、関西人にとっては“名物”でもあり“誇り”でもある。それだけに松本は東京進出後も「今でも見てますよ」と話す。さらに「これ見ると、タイムスリップというか、大阪時代を思い出す」と続け、強くて深い番組への愛着を明かした。

 それだけに「もうちょっと(今回の相談より)時間がかかる家の問題は何個かある」と言い、新たな依頼持ち込みの可能性も示唆。また、将来的には局長の座にも興味津々の様子で「別に狙ってるわけじゃないよ」と前置きしながら「(局長の座も)しっくりくるんちゃうかな」と色気を見せた。

 ABCテレビによると、同番組では過去にも、著名人が依頼を出すことはあったという。故立川談志さんが「白いさつまいもを探して」とネタを持ち込んだり、映画監督の三谷幸喜氏が映画「大脱走」のワンシーンを再現したいと依頼したことはあったが、最近はなかったという。

 松本の依頼は27日放送分で紹介される。