ローカルタレント久保ひとみ(46)の活動20周年記念インタビュー第2弾です。

 10日に出演した日本テレビ系「火曜サプライズ」は、視聴率20・4%(ビデオリサーチ調べ、静岡地区)。全国ネットでインパクトを残し、ヤフー検索ワードのトレンド入りを果たしました。快進撃の久保ちゃんが、今後のことを語りました。

 -テレビに出始めて20年、その面白さ、反応の良さはどうやってものに

 久保 20代で大阪に行ったのは大きかったですね。歌番組に出て、郷ひろみさんの「お嫁サンバ」を歌ったら、優勝しちゃいました。知らない土地で恥ずかしさもなく。その後、バブル崩壊で働いていたイベント会社がつぶれて、松竹(芸能)の養成所に行ったら全然ダメ。1カ月で挫折して、アナウンサー学校に通ってもすごい下手で、先生からは「あんたみたいのは、井戸端会議の人気者で終わるんや」と。そうこうするうちに、大阪でラジオの仕事を始めるんですけど。

 -大阪、静岡とすべて動く時はコネなしですね

 久保 本当に何もないんですよ。思ったらすぐ行動してしまうので。

 -今、各局の夕方ワイド番組が熱いですね。昨年度の平均視聴率が「まるごと」と静岡朝日テレビの「とびっきり!しずおか」が同率首位(9・0%)

 久保 「まるごと」は老舗の夕方ワイド番組で、意地もあるので頑張りたいです。ただ、裏番組は見ないです。見て意識して、こうした方がいいのかなと思って迷うより、自分のスタイルでやった方がいいので。

 -CM出演は

 久保 テレビCMだけで4本。

 -すごい。事務所なしですから、ギャラは「まるごと」自分のものに

 久保 いやいやいや。もう、東京とは違いますから、(ギャラは)そんなにですよ。ハハハ(笑い)。

 -講演などは

 久保 ずっとお断りしていましたが、40歳過ぎてからは受けています。社会貢献をした方がいいなと思い始めまして。子育てに悩んでいる方からの相談も多くなってきたので、応援できたらいいなと。私のように働くお母さんの手助けをして、「元気になりました」のひと言が聞ければいいのかと。

 -今後は

 久保 「おばさんの希望」になりたいです。今まで、私ぐらいのおばさんが活躍する場が、静岡にあまりなかったように思います。だから、そういう道を私がつくっていきたいです。子育てを終わっても、まだまだ頑張れるわけで、「久保ちゃんが頑張っているなら」と。

 -今、Daiichi-TVでは、永見佳織アナが面白キャラですが。キャラがかぶって「嫌だな」というのはありますか

 久保 それはないですよ。アナウンサーさんとは立場が違うので、今後も汚れ仕事やりますよ。この前もレオタードを着て、アニマル浜口さんのようなことをやりました。嫌いじゃないんで、じゃんじゃんと。イベント司会もやります。何なら水着で(笑い)。【柳田通斉、鈴木正章】