10年バンクーバー五輪銅メダリストのプロフィギュアスケーター高橋大輔氏(30)が21日、川崎市内で、30日開幕の舞台「ラヴ・オン・ザ・フロア」(東京・東急シアターオーブ)の公開稽古を行った。米国の人気ダンサー、シェリル・バーク(32)の主演、構成で、ダンスと音楽で描く愛の物語。

 高橋氏は「スケート靴を脱いで、人前に出るのは初めて。うまくいかないことも多いけど、これも1つの挑戦。自信はないけど、堂々とやらないとおかしくなるので、堂々とやっています。でも、プロのダンサーの中に入ると、なんか違うと感じて大変です。いつも自信がなさそうにしているので、共演者たちに『よかったよ』って、いつも励ましてもらってます。英語でのコミュニケーションは、ちょっと問題があるんですけどね」と笑顔を見せた。

 ダンスに挑戦することで、スケートにプラスになることも多い。「プロのダンサーの踊りを見るだけでも、刺激になります。今まではスケートの体の使い方だけをしてきたのですが、アイスショーで動きがよくなって、いいパフォーマンスが出来ました」と話した。

 スケート界では、バンクーバー五輪8位の小塚崇彦氏がフジテレビ大島由香里アナと結婚、バンクーバー、ソチ五輪ともに8位の鈴木明子さんが婚約を発表した。「恋は毎日しています。共演のダンサーたちがすてきなんで…うそです、してません。今はダンスに集中しています」。今後、挑戦したいことを聞かれると「声優。アニメが好きなんで。したことないし、出来るとも思ってない。やらないですけどね」と話した。