マイケル・ジャクソンさん(享年50歳)が英女優エマ・ワトソン(26)との結婚を熱望していたと、元主治医が19日発売となる暴露本「THIS IS IT」の中で告白していることがわかった。

 コンラッド・マーレイ氏は、2011年に麻酔薬による事故で急死したマイケルさんの主治医を3年間務めていたが、過失致死で有罪となり、2年間の禁固刑を終えた。

 英ミラー紙によれば、マイケルさんとは家族同然の付き合いだったというマーレイ氏は暴露本の中で、マイケルさんは友人だった英俳優マーク・レスターの娘ハリエットさん(当時12歳)との結婚を夢見ていたが、もしダメだった場合、ワトソン(当時21歳)と結婚したがっていたと告白。

 マイケルさんは、ワトソンが11歳の時に映画「ハリー・ポッター」シリーズでデビューして以来、彼女に夢中だったらしい。

 マーレイ氏は、12歳の相手との結婚はほとんどの場合、法的に認められないと諭したが(アメリカでは、親の承諾があれば年齢制限がない州もある)、マイケルさんは真剣で、結婚の許可を得るため、ハリエットさんの両親と会いたがっていたという。

 マイケルさんは当時、「誰にも絶対に言ってはいけないよ。話すべき時機が来たら、わかるから」と釘を差していたが、マーレイ氏は今がその時だと決断したようだ。

 マイケルさんは2005年、少年らに対する性的虐待容疑で起訴されたが、無罪を勝ち取った。しかし、その後も小児性愛者であるとの噂が消えることはなかった。

 マーレイ氏によると、マイケルさんは元妻デビー・ロウさん(2人の子供たち、プリンスとパリスを精子提供と人工授精により生んだ)とは一度も性的関係を持ったことはないと告白した上で、ハリエットさんとワトソンへの熱い思いを打ち明けたという。(ニューヨーク=鹿目直子)