米映画「ホーム・アローン」シリーズで90年代に一世を風靡した元子役のマコーレー・カルキン(35)が、重度のヘロイン依存症で余命わずかと報じられた過去の薬物疑惑について語った。

 カルキンは12年に女優ミラ・クニスとの破局をきっかけにヘロインと鎮痛剤の依存症となり、医師から余命半年と宣告されたと報じられていたが、「心配する必要はない。大量のヘロインを毎月使ってなんていない」と英ガーディアン紙で否定した。

 子役として大ブレイクした後は、ギャラを巡って両親との泥沼裁判や父親との確執、17歳での結婚と離婚、薬物使用など波乱万丈な人生を送ってきたカルキンだが、「今はありのままの自分で生きることが許されている。自分自身のことが好きだから、何かを変えたいとは思わない」とコメントしている。

 俳優業引退を宣言しているカルキンは、近年はニューヨークとパリを行き来する自由きままな生活を楽しむ様子が伝えられているが、現在は13年に立ちあげたコメディ・ロック・バンド「ピザ・アンダーグラウンド」の初アルバムを製作をしていることを明かしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)