昨年大みそかに放送された「第67回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時~同11時45分)の関東地区の瞬間最高視聴率が44・8%で、紅組優勝が決まった瞬間だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 関東地区の瞬間最高視聴率は、紅組優勝が決まった午後11時42分ごろの44・8%だった。エンディングの結果発表は、白組が視聴者投票と会場投票の票数で大きくリードしたが、司会の有村架純、相葉雅紀の2人が、ゲスト審査員の投票も含むボールを数えると、紅9個、白6個で紅組に軍配が上がった。驚いた有村は「えっ、えっ!? ちょっとビックリしました。てっきり白組が勝つかと思っていたので…」と戸惑いの表情を浮かべていた。混乱した様子だったが、そのままゲスト審査員の草刈正雄(64)から優勝旗を受け取った。この場面が番組を通じて最も高い視聴率を記録した。大差が付いた視聴者投票と会場投票で2個ずつ白組に入ったが、紅組はゲスト審査員10人中9人が紅組にボールを入れた。